高血圧の合併症、脳卒中

高血圧

高血圧の合併症
高血圧が持続すると強い圧力の血流は動脈の内膜に

ずり応力の加わりと共に血管内皮から血管収縮物質が
分泌されることで血管内皮が障害される。

この修復過程で粥腫(アテローム)が形成され、
動脈硬化の原因となる。

高血圧によって生じる動脈硬化の結果、
以下のような合併症が発生する。


脳卒中
脳出血と脳梗塞およびクモ膜下出血に分類されるが、
高血圧と関連が深いのは前2者である。

脳出血は高血圧ともっとも
関連するが、最近は降圧薬治療がうまく行われるようになったため、
その頻度は減少してきている。

一方
脳梗塞の頻度はむしろ増加し、その発症年齢も高齢化している。


脳卒中の結果として
片麻痺、失語症、痴呆など寝たきりの原因となりやすい
後遺症を残すため、

社会的、経済的観点からも高血圧の予防はきわめて重要である。

posted by Dr.k  at 08:50 | TrackBack(0) | 血液ドロドロの怖い症状

高血圧の合併症、動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、高血圧緊急症

高血圧の合併症5

高血圧の合併症
高血圧が持続すると強い圧力の血流は動脈の内膜に

ずり応力の加わりと共に血管内皮から血管収縮物質が
分泌されることで血管内皮が障害される。

この修復過程で粥腫(アテローム)が形成され、
動脈硬化の原因となる。

高血圧によって生じる動脈硬化の結果、
以下のような合併症が発生する。

動脈瘤
胸部や腹部の大動脈の壁の一部が動脈硬化性変化によって薄くなり、
膨隆した状態を大動脈瘤という。

内径が5cm以上になると破裂する可能性が高くなるので、
手術適応となる。

また血管壁の中膜が裂けて、裂け目に血流が入り込み、

大血管が膨隆する状態を;解離性大動脈瘤 といい、

生命を脅かす危険な状態である。



閉塞性動脈硬化症
主に下肢の動脈が、動脈硬化によっていちじるしく狭小化するか、
あるいは完全に閉塞した状態をいう。

数十メートル歩くとふくらはぎが痛くなり、
立ち止まると回復する場合には、この疾患をうたがう。


高血圧緊急症
上記のような慢性的な影響とは別に、急激な高血圧により
脳圧が亢進し頭痛・視力障害などの

急性症状を引き起こした状態は高血圧緊急症
または高血圧脳症と呼ばれる。

治療として降圧薬および脳圧降下薬が投与される
血圧降下により症状が消失することにより診断される。

高血圧の合併症、眼障害、心肥大、心不全

高血圧の合併症4


高血圧の合併症
高血圧が持続すると強い圧力の血流は動脈の内膜に

ずり応力の加わりと共に血管内皮から血管収縮物質が
分泌されることで血管内皮が障害される。

この修復過程で粥腫(アテローム)が形成され、
動脈硬化の原因となる。

高血圧によって生じる動脈硬化の結果、
以下のような合併症が発生する。


眼障害 高血圧性網膜症や、網膜動脈・網膜静脈の閉塞症、
視神経症などさまざまな眼障害を合併する。


心肥大、心不全
高血圧が持続するとは心臓の仕事量が増えて、
心筋が肥大してくる。肥大した心筋はさらに高血圧の負荷によって拡張し

最終的には心不全に陥る。
また

肥大した心筋では冠動脈からの血流も減少するために、虚血に陥りやすく、
虚血性心疾患の大きなリスクとなる。

posted by Dr.k  at 07:03 | TrackBack(0) | 血液ドロドロの怖い症状

高血圧の合併症

高血圧の合併症3

高血圧の合併症
高血圧が持続すると強い圧力の血流は動脈の内膜に

ずり応力の加わりと共に血管内皮から血管収縮物質が
分泌されることで血管内皮が障害される。

この修復過程で粥腫(アテローム)が形成され、
動脈硬化の原因となる。

高血圧によって生じる動脈硬化の結果、
以下のような合併症が発生する。


腎障害 腎臓の糸球体は細動脈の束になったものであり、高血圧によって傷害される。
また、糸球体高血圧がレニン-アンギオテンシン系を賦活するためさらに血圧を上昇させる。

糸球体は廃絶すると再生しないため
糸球体障害は残存糸球体への負荷をさらに強めることとなる。

最終的には腎不全となり
人工透析を受けなければならずやはり社会的、経済的な負担は大きく、
その進展予防は重要である。

posted by Dr.k  at 06:59 | TrackBack(0) | 血液ドロドロの怖い症状

高血圧の合併症,虚血性心疾患

高血圧の合併症2

高血圧の合併症
高血圧が持続すると強い圧力の血流は動脈の内膜に

ずり応力の加わりと共に血管内皮から血管収縮物質が
分泌されることで血管内皮が障害される。

この修復過程で粥腫(アテローム)が形成され、
動脈硬化の原因となる。

高血圧によって生じる動脈硬化の結果、
以下のような合併症が発生する。


虚血性心疾患
心筋梗塞や狭心症などの冠動脈の硬化によって心筋への血流が阻害されることで、
心筋障害をきたす疾患群をいう。

高血圧が
虚血性心疾患の重大な危険因子であることは間違いがないが、
高コレステロール血症、喫煙、糖尿病、肥満などの関与も大きい。

最近は
腹部内蔵型肥満に合併した高血圧や高トリグリセライド血症、
耐糖能障害などが冠動脈疾患のリスクであるとされ、

メタボリック症候群として注目されている。

posted by Dr.k  at 05:57 | TrackBack(0) | 血液ドロドロの怖い症状

高血圧の診断

高血圧の診断

高血圧の診断について、血圧は変動しやすいので、高血圧の診断は
少なくとも2回以上の異なる機会における血圧測定値に基づいて行われるべきである。

最近は家庭血圧計が普及しているが、家庭で自分自身で測定した血圧値の方が、
診察室で医師や看護師によって測定した血圧値よりも
将来の脳卒中や心筋梗塞の予測に有用であるとする疫学調査結果があいついで報告されている。

診察室での血圧測定では、白衣高血圧(医師による測定では本来の血圧より高くなる現象)や
仮面高血圧(普段は高血圧なのに、診察室では正常血圧となる現象)が生じるため、
必ずしも本来の血圧値を反映していないという考え方が普及している。

家庭での正常血圧値は診察室での血圧値よりもやや低いために、
家庭血圧では135//80mmHg以上を高血圧とする。
家庭では朝食前に2回血圧を測定することがのぞましい。

心筋梗塞や脳卒中の発症は朝起床後に多発することから、
早朝の高血圧管理が重要である。(早朝高血圧)

脳卒中や心筋梗塞の発症には高血圧のみならず、
喫煙、高脂血症、糖尿病、肥満などの他の危険因子も関与するために、
危険因子や合併症も考慮した高血圧の層別化によって将来の脳卒中、
心筋梗塞の危険度の予測能が高まる。

薬物療法(降圧薬)その2

薬物療法(降圧薬)その2


薬物療法(降圧薬)、最近の大規模臨床試験では年齢に関わりなく積極的な降圧が
必要であることを明らかにしており、欧米の高血圧治療ガイドラインでは
年齢による降圧目標値の設定はおこなっていない。

また
日本の高血圧治療ガイドラインも2004年版では

高齢者高血圧も140/90mmHg未満までの降圧が必要である

というように変更された。


妊婦に対しては、多くの降圧薬に催奇形性があるかあるおそれがあり、
ヒドララジン、αメチルドーパのみを使用する。

αブロッカーは、基本的に推奨されないが、
前立腺肥大症を合併している患者などでは有用かもしれない。

しかし、
αブロッカーは最近の大規模臨床試験ではもっとも古典的な降圧薬である降圧利尿薬よりも
脳卒中や心不全予防効果が劣ることが明らかになり、

最近の
欧米の治療ガイドラインでは第一選択薬からはずされている。

日本では相変わらず
主治医の裁量ではあるが、その裁量を欧米の医療に即している医師と、
上記のうちいくつかを改変した日本独自の考え方をもつ医師がいる(こちらのほうが多い)。
日本独自の考え方としては、日本の医療は国民皆保険でありコストを考える必要はあまりないため、


安価で切れ味の悪い利尿薬をわざわざ使用する必要はなく、
たとえリスクの低い患者であっても最初から高価で
切れ味の良いACE阻害薬やAII拮抗薬から始めても良い。

Ca受容体拮抗薬は副作用が少なく
血圧を大きく下げるため、多くの場合で有用である。危険因子として特に比重の高い、

脳出血は同剤の開発後、降圧療法が効率的に行える様になり、減少している。

虚血性心疾患においても、
日本人では冠攣縮の関与が大きく、Ca受容体拮抗薬が有効である。


降圧利尿薬は廉価であるが、
耐糖能の悪化や尿酸値上昇、低カリウム血症といった副作用により、敬遠する医師が多かった。

しかし多くの臨床試験によって
ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬などの最近の高価な降圧薬と同等か、

それ以上の脳卒中、心筋梗塞予防効果が明らかになっており、
最近見直され処方する医師が増えている。

posted by Dr.k  at 08:35 | 血液ドロドロの怖い症状

高血圧と薬物療法(降圧薬)

高血圧と薬物療法(降圧薬)

薬物療法(降圧薬)なにもリスクがない患者では、
コストが安い利尿薬やカルシウム拮抗薬を第一選択とする。

60歳未満ではACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、β遮断薬なども用いられる。

降圧利尿薬は古典的な降圧薬であるが、
低カリウム血症、耐糖能悪化、尿酸値上昇などの副作用にもかかわらず

最近の大規模臨床試験の結果では、
アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、
Ca拮抗薬などの新しい世代の降圧薬に劣らない脳卒中、心筋梗塞予防効果が証明されており、
米国では第一選択薬として強く推奨されている。

降圧利尿薬は痛風の患者には使用するべきではない。

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posted by Dr.k  at 07:32 | TrackBack(0) | 血液ドロドロの怖い症状

高血圧の管理・治療・食事療法

高血圧の管理・治療


高血圧の管理・治療は、ガイドラインに定められた期間を
食事療法や運動療法を行い、
それでも140/90mmHgを超えている場合は降圧薬による薬物治療を開始する。


近年は大規模臨床試験がいくつも出そろい、高血圧治療指針(ガイドライン)では
科学的根拠に基づいた降圧薬の選択を推奨している。



高血圧の食事療法

食事療法 について食塩制限
原因によらず、ほぼすべての高血圧で塩分摂取制限は必須となる。

健康ブームに乗って

「この天然塩はミネラル豊富なため多く摂っても高血圧にならない」

などの宣伝が散見されるが、このような文言を鵜呑みにすることは非常に危険である
(上記メカニズムにより、問題は食塩の質ではなく量である)。


高血圧と禁煙

禁煙のすすめ喫煙など動脈硬化を促進する生活習慣も断つ必要がある。

高血圧とは、A

血液ドロドロの血栓の怖い症状
基礎疾患

高血圧とは

高血圧(こうけつあつ、Hypertension)とは、
血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態である。

高血圧自体の自覚症状は何もないことが多いが、
虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症リスクとなる点で臨床的な意義は大きい。

生活習慣病のひとつであり、肥満、高脂血症、糖尿病との合併は「死の四重奏」
「syndrome X」「インスリン抵抗性症候群」などと称されていた。

これらは現在メタボリックシンドロームと呼ばれる。
posted by Dr.k  at 08:21 | TrackBack(0) | 血液ドロドロの怖い症状

血栓の成因は

血栓の成因は

血栓の形成には3つの大きな要因が存在する。
それをウィルヒョウの三要素(Virchow's triad)と呼ぶ。

血管内皮細胞の傷害
喫煙や高脂血症、高血圧、肥満、糖尿病などが原因で血管内皮細胞が傷つき、
そこから血栓が生じる。

血流の緩慢
ギプス固定や長時間の同じ姿勢による血管の圧迫による血流の緩慢または
停止している場所や、動脈瘤、静脈瘤、心臓内など血流が渦巻く場所に血栓が生じやすい。

血液性状の変化
粘調度の増加、繊維素溶解活性低下、血液凝固因子の増加
高脂血症や脱水症状時、妊娠・出産時、
老齢などでは血液成分が変化しているため血栓が生じやすい。

posted by Dr.k  at 07:23 | TrackBack(0) | 血液ドロドロの怖い症状

血栓とは?

血液ドロドロの血栓の怖い症状
血栓とは?

血栓(けっせん)とは、血管内の血液が何らかの原因で
塊を形成することであり、
主に血管壁が傷害されることにより起こる。

通常、血栓の役割は止血である。

止血が完了し障害された部位が修復されると血栓は消える。

これを線溶作用と言う。

その線溶作用が働かずに
血栓が肥厚し血管を塞ぐことにより、
血栓が出来た下位の部位で虚血や梗塞が引き起こされる。

それを血栓症という。

また、血栓がはがれて別の場所の血管をふさぐことを

血栓塞栓症という。
posted by Dr.k  at 06:19 | TrackBack(0) | 血液ドロドロの怖い症状

高血圧、血栓の基礎疾患D

高血圧の

分類
本態性高血圧 原因は単一ではなく、両親から受け継いだ遺伝素因に加えて、

生後の成長過程、加齢プロセスにおける食事、ストレスなどのさまざまな生活習慣が
モザイクのように複雑に絡みあって生じる病態(モザイク説)。高血圧患者の9割以上を占める。

二次性高血圧 明らかな原因疾患があって生じる高血圧をいい、
以下のような疾患が原因となる。頻度は少ないが手術などによって完治する確率が
高いのでその診断は重要である。

大動脈縮窄症 先天性疾患
腎血管性高血圧 腎動脈の狭窄があり、血流量の減った腎でレニンの分泌が亢進することで起きる
腎実質性高血圧 腎糸球体の障害により起こる

原発性アルドステロン症 (primary aldosteronism; PA)副腎皮質の腫瘍からアルドステロンが
過剰に分泌されるため起こる

偽性アルドステロン症 グリチルリチン酸により、11-βHSD2活性が抑制され、
コルチゾール代謝の阻害→コルチゾールの残存→ミネラルコルチコイド受容体刺激となる。

Apparent Mineralocorticoid Excess症候群(AME症候群) 11-βHSDの異常からおこる常染色体劣性遺伝疾患
Liddle症候群 低カリウム血症、代謝性アルカローシスを来す常染色体優性の遺伝性高血圧症。Epethelial Sodium Channel; ENaCの異常から生じる。

クッシング症候群 副腎皮質の腫瘍からコルチゾールが過剰に分泌されるため起こる
褐色細胞腫 副腎髄質や神経節の腫瘍からアドレナリンまたは
ノルアドレナリンが過剰に分泌されるため起こる

大動脈炎症候群 膠原病の一つ。
甲状腺機能異常 甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症
このほか、脳血管障害の急性期に著明な高血圧を来すことが知られている。
脳出血では応急的な降圧が必要だが、脳梗塞ではむしろ脳血流を保てなくなる恐れがあるため
降圧は行われない。
posted by Dr.k  at 08:38 | TrackBack(2) | 血液ドロドロの怖い症状

高血圧、血栓の基礎疾患C

血液ドロドロの血栓の怖い症状
高血圧、血栓の基礎疾患C

原因
高血圧は原因が明らかでない
本態性高血圧症と
ホルモン異常などによって生じる
二次性高血圧に分類される。

本態性高血圧の原因は
単一ではなく、両親からうけついだ遺伝的素因が、生まれてから成長し、
高齢化するまでの食事、ストレスなどのさまざまな環境因子によって修飾されて
高血圧が発生するとされる。(モザイク説)

遺伝:両親の一方あるいは両方が高血圧であると高血圧を発症しやすい。
塩分:日本人の高血圧の発生には食塩過剰摂取の関与が強いとされる。

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高血圧、血栓の基礎疾患B

基礎疾患、高血圧B

高血圧(こうけつあつ、Hypertension)とは、
血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態である。

高血圧自体の自覚症状は何もないことが多いが、虚血性心疾患、脳卒中、
腎不全などの発症リスクとなる点で臨床的な意義は大きい。


生活習慣病のひとつであり、肥満、高脂血症、糖尿病との合併は「死の四重奏」
「syndrome X」「インスリン抵抗性症候群」などと称されていた。

これらは現在メタボリックシンドロームと呼ばれる。

定義(診断)
日本高血圧学会では高血圧の基準を以下のように定めている。

分類 収縮期血圧(mmHg)   拡張期血圧(mmHg)
至適血圧 <120 かつ <80
正常血圧 <130 かつ <85
正常高値血圧 130〜139 または 85〜89
軽症高血圧 140〜159 または 90〜99
中等症高血圧 160〜179 または 100〜109
重症高血圧 ≧180 または ≧110
収縮期高血圧 ≧140 かつ <90

収縮期血圧が140以上または拡張期血圧が90以上に保たれた状態が
高血圧であるとされている。


近年の研究では血圧は高ければ高いだけ合併症のリスクが高まるため、

収縮期血圧で120未満が生体の血管にとって負担が少ない血圧レベルとされている。
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posted by Dr.k  at 07:28 | TrackBack(0) | 血液ドロドロの怖い症状
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