薬物療法(降圧薬)その2

薬物療法(降圧薬)その2


薬物療法(降圧薬)、最近の大規模臨床試験では年齢に関わりなく積極的な降圧が
必要であることを明らかにしており、欧米の高血圧治療ガイドラインでは
年齢による降圧目標値の設定はおこなっていない。

また
日本の高血圧治療ガイドラインも2004年版では

高齢者高血圧も140/90mmHg未満までの降圧が必要である

というように変更された。


妊婦に対しては、多くの降圧薬に催奇形性があるかあるおそれがあり、
ヒドララジン、αメチルドーパのみを使用する。

αブロッカーは、基本的に推奨されないが、
前立腺肥大症を合併している患者などでは有用かもしれない。

しかし、
αブロッカーは最近の大規模臨床試験ではもっとも古典的な降圧薬である降圧利尿薬よりも
脳卒中や心不全予防効果が劣ることが明らかになり、

最近の
欧米の治療ガイドラインでは第一選択薬からはずされている。

日本では相変わらず
主治医の裁量ではあるが、その裁量を欧米の医療に即している医師と、
上記のうちいくつかを改変した日本独自の考え方をもつ医師がいる(こちらのほうが多い)。
日本独自の考え方としては、日本の医療は国民皆保険でありコストを考える必要はあまりないため、


安価で切れ味の悪い利尿薬をわざわざ使用する必要はなく、
たとえリスクの低い患者であっても最初から高価で
切れ味の良いACE阻害薬やAII拮抗薬から始めても良い。

Ca受容体拮抗薬は副作用が少なく
血圧を大きく下げるため、多くの場合で有用である。危険因子として特に比重の高い、

脳出血は同剤の開発後、降圧療法が効率的に行える様になり、減少している。

虚血性心疾患においても、
日本人では冠攣縮の関与が大きく、Ca受容体拮抗薬が有効である。


降圧利尿薬は廉価であるが、
耐糖能の悪化や尿酸値上昇、低カリウム血症といった副作用により、敬遠する医師が多かった。

しかし多くの臨床試験によって
ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬などの最近の高価な降圧薬と同等か、

それ以上の脳卒中、心筋梗塞予防効果が明らかになっており、
最近見直され処方する医師が増えている。

posted by Dr.k  at 08:35 | 血液ドロドロの怖い症状
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