高血圧、血栓の基礎疾患D

高血圧の

分類
本態性高血圧 原因は単一ではなく、両親から受け継いだ遺伝素因に加えて、

生後の成長過程、加齢プロセスにおける食事、ストレスなどのさまざまな生活習慣が
モザイクのように複雑に絡みあって生じる病態(モザイク説)。高血圧患者の9割以上を占める。

二次性高血圧 明らかな原因疾患があって生じる高血圧をいい、
以下のような疾患が原因となる。頻度は少ないが手術などによって完治する確率が
高いのでその診断は重要である。

大動脈縮窄症 先天性疾患
腎血管性高血圧 腎動脈の狭窄があり、血流量の減った腎でレニンの分泌が亢進することで起きる
腎実質性高血圧 腎糸球体の障害により起こる

原発性アルドステロン症 (primary aldosteronism; PA)副腎皮質の腫瘍からアルドステロンが
過剰に分泌されるため起こる

偽性アルドステロン症 グリチルリチン酸により、11-βHSD2活性が抑制され、
コルチゾール代謝の阻害→コルチゾールの残存→ミネラルコルチコイド受容体刺激となる。

Apparent Mineralocorticoid Excess症候群(AME症候群) 11-βHSDの異常からおこる常染色体劣性遺伝疾患
Liddle症候群 低カリウム血症、代謝性アルカローシスを来す常染色体優性の遺伝性高血圧症。Epethelial Sodium Channel; ENaCの異常から生じる。

クッシング症候群 副腎皮質の腫瘍からコルチゾールが過剰に分泌されるため起こる
褐色細胞腫 副腎髄質や神経節の腫瘍からアドレナリンまたは
ノルアドレナリンが過剰に分泌されるため起こる

大動脈炎症候群 膠原病の一つ。
甲状腺機能異常 甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症
このほか、脳血管障害の急性期に著明な高血圧を来すことが知られている。
脳出血では応急的な降圧が必要だが、脳梗塞ではむしろ脳血流を保てなくなる恐れがあるため
降圧は行われない。
posted by Dr.k  at 08:38 | TrackBack(2) | 血液ドロドロの怖い症状

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